低気圧不調とは
気象病、天気痛とも呼ばれます。
気圧の変化で自律神経が乱れやすくなり、頭痛や眠気など体の不調を引き起こします。
◆絶対的な気圧よりも「変化の幅」が重要
気圧の変化量 |
影響の目安 |
±3 hPa(ヘクトパスカル)以上の急変 |
偏頭痛やめまい、倦怠感が出やすい |
低気圧で1000 hPaを下回ると |
一部の人に強い影響が出る傾向 |
1日で5 hPa以上の下降 |
気象病のリスクが高まる |
◆特に注意したい状況
- 台風接近時 → 数時間で10 hPa以上気圧が下がることも
- 低気圧通過時 → 数時間で急降下・急上昇するケースも
- 季節の変わり目 → 日単位で不安定な気圧が続きやすい
自分の体質との関係を記録して把握するのが最も効果的です。
「昨日の気温」では
昨日より5hPa以上気圧が下がった場合を「中度:黄」、
5hPa以上気圧が下がりさらに1000 hPaを下回ると「高度:赤」の注意アイコンでお知らせします。
◆気圧変化による主な症状一覧
カテゴリ |
症状 |
備考 |
神経系 |
頭痛・偏頭痛、眠気、倦怠感、集中力低下 |
眠気は低気圧時に多い |
耳や平衡感覚 |
耳の詰まり、耳鳴り、めまい、ふらつき |
内耳が気圧変化に敏感 |
精神・感情 |
イライラ、不安感、気分の落ち込み |
セロトニンなどに影響が |
消化器系 |
胃の不調、食欲不振、便秘または下痢 |
自律神経による |
循環器系 |
動悸、血圧の変動(高くなる or 下がる) |
特に高齢者や低血圧の人に多い |
筋肉・関節 |
肩こり、関節痛、古傷の痛み |
炎症や血行不良が関係 |
気圧の変化は頭痛だけでなく、「眠気・だるさ・めまい・気分の落ち込み」など多岐にわたる不調の原因になりえます。
特に低気圧が続く梅雨や台風シーズンにこうした症状が強く出る方は、気象病対策を意識して過ごすのがおすすめです。