傘の骨や布の素材には様々な種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。自分に合った傘を選ぶには、まず基本を知ることが大切です。
骨の素材にはスチール、アルミ、カーボン、グラスファイバーなどがあり、スチールは丈夫ですがやや重め、アルミは軽くて錆びにくい特長があります。カーボンやグラスファイバーは軽量かつ強度が高く、風にも強いので、持ち運びやすさや耐久性を重視する方におすすめです。布の素材はポリエステルが主流で耐久性に優れ、ナイロンは薄くて軽いものの紫外線カット性能はやや劣ります。ビニール素材は透明で視界が良く、雨の日の安全性が高いですが、耐久性や紫外線カット性能は他素材に比べて劣ります。
台風やゲリラ豪雨が増える昨今、風に強い傘を選ぶことも重要です。
最近は晴れの日も使える傘が人気。梅雨の雨だけでなく、真夏の強烈な日差しからも肌を守る「晴雨兼用傘」が注目されています。
晴雨兼用傘は、一般的に布の色が濃いほど紫外線をカットしやすく、特に黒の裏地がある傘は照り返しにも強いのが特徴です。また、生地に特殊なコーティングを施すことで、日差しの熱まで遮る遮熱機能を持つモデルも増えています。
毎日持ち歩きたくなるような、軽量でコンパクトな折りたたみ傘も多数登場しています。
近年は、モンベルなどからわずか100g台の超軽量折りたたみ傘が登場し、登山や旅行用としても人気を集めています。骨にカーボンやグラスファイバーを使用することで、軽さと強度を両立したモデルも多く見られます。
子ども用の傘は、安全性と使いやすさが最も重要です。透明窓付きのデザインは視界が広がり、通学時の安全性が高まります。軽量で持ちやすいサイズや、指を挟みにくい安全カバー付きの開閉部分もポイントです。また、反射テープ付きの傘は暗い雨の日や夕方の登下校時にも安心。
傘そのものだけでなく、雨の日をもっと快適にする便利グッズも合わせて活用しましょう。